2025年3月27日、中国製シュレッダーなどの機器を積んだ貨物船が青島港からパキスタンに向けて出航しました。この受注は中国の山東景瑞機械有限公司によるもので、南アジア市場における中国製ハイエンド機器の更なる躍進を示すものです。

「一帯一路」の重要な結節国であるパキスタンは、近年、インフラ建設と製造業において急速な発展を遂げています。グワダル新国際空港の建設や、中国・パキスタン経済回廊（CPEC）の枠組みにおける鉄道貨車の現地生産は、破砕・選別設備の需要を直接的に牽引しました。同時に、パキスタン政府による木材リサイクルや農業廃棄物処理といった環境保護分野への政策支援も、破砕機やシュレッダーといった設備に新たなビジネスチャンスをもたらしています。
パキスタンの工業化の加速と環境意識の向上に伴い、シュレッダー機器の需要は今後も増加し続けるでしょう。中国製の機器は、現地の生産効率を向上させるだけでなく、資源リサイクルとグリーン経済への変革を促進します。