バイデン米大統領は今年3月26日、4月22日の国際母なる地球デーを記念して、気候問題に関する2日間のオンラインサミットを開催すると発表した。米大統領が気候問題に関する国際サミットを開催するのは今回が初めてだ。
グテーレス国連事務総長は会議でビデオを通じて演説し、気候危機は緊急を要する段階に達したと述べた。
グテーレス事務総長：「過去10年間は​​記録上最も暑い年でした。危険な温室効果ガスの排出量は300万年で最高レベルに達しています。地球の平均気温は1.2℃上昇し、災害は絶えず迫っています。同時に、海面上昇、猛暑、壊滅的な熱帯低気圧、深刻な山火事も発生しています。私たちは緑豊かな地球を必要としていますが、目の前に広がる世界は点滅する赤い警告灯で満ち溢れています。」

グテーレス事務総長は、気候変動問題において国際社会は既に崖っぷちに立たされており、「正しい方向への次のステップを確実に踏む必要がある」と述べ、すべての国に対し、以下の4つの対策を直ちに講じるよう呼びかけた。
グテーレス事務総長：「第一に、今世紀半ばまでに世界的なゼロカーボン・アライアンスを確立するために、すべての国、地域、都市、企業、そして産業が参加すべきです。第二に、この10年間を変革の10年にすべきです。主要排出国はまず、2050年までにネットゼロ排出を達成するために、今後10年間の気候変動対応、適応、資金調達に関する政策と行動を列挙した、新たに、より野心的な自国決定貢献目標（NDO）を提出すべきです。第三に、コミットメントは即時かつ実践的な行動に移されなければなりません。第四に、気候変動への資金と適応における飛躍的進歩は、信頼を構築し、共同行動をとるために不可欠です。」

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